レポート・コラム

<SBIラップ 匠の運用コース 2026年5月の実績>

<SBIラップ 匠の運用コース 2026年5月の実績>

2026年5月の実績、投資配分、寄与度

「SBIラップ 匠の運用コース(愛称:匠ラップ)」(以下「匠ラップ」といいます。)は、野村アセットマネジメント独自の投資戦略と、同社が厳選したアクティブファンドを活用することで、リスクを抑えながら効率的にリターンを追求することを目指す「おまかせ運用」サービスです。2023年7月15日から提供を開始し、2023年7月19日に運用を開始しています。(※1)2026年5月の世界の株式市場を振り返ると、米・イラン和平交渉への期待感と原油価格の上昇ペースの鈍化などを好感し、先進国の多くで上昇しました。中旬に、主要先進国における利上げ観測等を嫌気して弱含む場面もありましたが、下旬にかけて、原油安に伴う金利低下に加えてAI向けメモリー需要への期待などから、日米韓などで株価が最高値圏まで上昇しました。為替市場は、月初は日銀の追加介入に対する警戒感などから円安が抑止され1ドル156円台を維持する場面もありましたが、依然高水準で推移する原油価格を背景とした米利上げ観測や日本の貿易収支悪化の懸念などから、1ドル159円台と1ヵ月ぶりの円安・ドル高水準となりました。以下は、そのような環境下における2026年5月の約1ヵ月間の匠ラップのパフォーマンスと各投資対象ファンドの騰落率(円建て)です。(※1,6)
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2026年5月の匠の判断

2026年5月の匠ラップは、株式、REIT、米国ハイ・イールド債券という比較的リスクが高い資産への投資比率を80.0%として、匠ラップの運用戦略において参考とする株式60%、債券40%と比べて高めのリスク水準で運用を行いました。その判断の前提として想定していた投資環境を、定量・定性戦略別に確認すると、以下の通りです。<長期目線での定量戦略に基づく分析【括弧内は前月比】>
  • 市場の景気期待については好景気(変わらず)
  • 市場のインフレ期待については中立(引き下げ)
  <短中期目線での定性戦略に基づく分析【括弧内は前月比】>
  • 実体経済の動向については、景気小幅強気(変わらず)
    • 【現状分析】グローバルな景気拡大期に移行する局面であることが示唆され、実体経済も堅調さを維持していると評価
    • 【今後の見通しと投資方針】サービス支出を中心に米個人消費は底堅く推移する可能性が高いと判断し、引き続き、株式市場の調整にも備えたバランスのよい資産配分を指向する方針
  • 金融環境の動向については、グローバルな金融緩和サイクルの継続(変わらず)
    • 【現状分析】原油価格の上昇を受けて物価上昇率の上振れ懸念は残るものの、足もとの物価上昇への警戒感は以前に比べて緩和したと評価
    • 【今後の見通しと投資方針】賃金と物価が上昇スパイラルに入ることで利上げサイクルに移行していくという可能性は低いと考え、流動性相場が継続することを想定した戦略は維持する方針
  なお、為替の動向については、「円売り・外貨買い」を推奨しています。
  • 家計・機関投資家による外貨建て資産への投資需要は引き続き底堅いうえ、エネルギー輸入額の増加を通じたコストの負担増や貿易収支の悪化などの懸念による円安圧力などによって、円高にはなりにくい環境と考えられるため
 これらの匠の判断の結果、2026年5月は以下のような投資配分で運用を行いました(※4)。
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2026年5月のパフォーマンスの振り返り

投資対象ファンドについては、「J-REIT」「外国債券(米国ハイ・イールド)」「国内債券」がマイナスに影響したものの、比較的多く保有していた「世界株(グロース)」や「世界株(バリュー)」の株式資産等が大きくプラスに寄与したため、5月のパフォーマンスは+3.93%となりました。(※1,5)以下のグラフは、匠ラップのリターンに対する各資産の寄与度(どの資産がどのくらい匠ラップの騰落に影響を与えているか)です。(※6)
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リリース来の実績

以下の折れ線グラフは「匠ラップ(※1)(赤色線)」「合成指数(※2)(青色線)」の比較グラフで、開始点は2023年7月19日です。運用開始日の2023年7月19日から2026年5月29日までの期間で、匠ラップの運用実績は+45.07%(※1,3)となり、参考とする合成指数(※2,3)との比較では+3.20ptとなりました。
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また以下は、直近1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年および匠ラップのリリース来のパフォーマンスです。(※5)
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※合成指数のパフォーマンスは手数料および信託報酬として運用資産額の年1.46%(年率・税込)を控除した数値を表示しています。

・運用実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・表示期間における匠ラップの運用実績と合成指数のシミュレーションの騰落率である+45.07%と+41.87%との比較が+3.20ptです。小数第3位以下を切り捨てて計算している箇所があるため、小数第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。

・匠ラップは、オールウェザー戦略の考えを取り入れ、株式60%、債券40%の資産配分を参考としながら、事前想定リスク年率10%程度でリターンの最大化を目指し、資産配分を決定します。本グラフでは、匠ラップの運用戦略に基づく資産配分の決定がどれだけパフォーマンスに寄与しているかを示すために、前述の資産配分の参考値に基づきFOLIOが作成した合成指数(※2)を用いて、パフォーマンスの比較を行っています。

※1 匠ラップの運用実績について

2023年7月19日(サービスリリースした7月15日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの最初の買付約定日)から表示日まで、または表示している期間において、匠ラップに投資していた場合の運用実績です。 投資対象ファンドの基準価額(信託報酬やその他の費用が考慮されており、分配金は当該ファンドに再投資したものと仮定しています。)をもとに、「(計算期間終了日基準価額/計算期間開始日基準価額)-1」で計算したものを%表示しています。リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、運用手数料を年率0.77%(税込)徴収したと仮定して計算を行っています。(※3)

※2 合成指数の推移について

「合成指数」のシミュレーションにあたっては、匠ラップが参考とする資産配分である株式60%、債券40%の割合でMSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)とFTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジあり・円換算ベース)を合成して計算しています。手数料および信託報酬として運用資産額の年1.46%(年率・税込)を控除した数値を表示しています。投資対象ファンドの基準価額に市場価格が反映されるタイミングを考慮し、合成指数の計算期間開始日および終了日を前倒して表示しています。(※3)

※3 運用実績および合成指数のシミュレーションについて

本文およびグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。

※4 表示の投資配分はリバランス実施時に目標とする比率であり、実際の運用では市場変動等の影響により表示の比率と乖離が発生することがあります。

※5 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヵ月前およびN年前の資産の評価額と2026年5月29日における評価額に基づいて計算しています。匠ラップリリース来のパフォーマンスは、2023年7月19日の資産評価額と2026年5月29日における評価額をもとに計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

※6 騰落率グラフは2026年4月30日の基準価額を基準として、2026年5月29日における各投資対象ファンドおよび、匠ラップのリターンを示したものです。各投資対象ファンドの騰落率の計算は、「(2026年5月29日時点の基準価額/2026年4月30日時点の基準価額)-1」で行い、%表示をしています。寄与度グラフは騰落率グラフのデータを用いて、匠ラップの投資配分(指定期間の途中で行われたリバランスも考慮)に従って、匠ラップのリターンに対する各投資対象ファンドの寄与度を示したものです。投資対象ファンド毎に約定に要する日数が異なる点や計算期間中に実施されるリバランスの影響により、騰落率グラフが示す各投資対象ファンドのリターンがプラスであっても、寄与度グラフにおいてはマイナスとなる場合があります(逆の場合もあります)。匠ラップのリターンの算出方法については、※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

運用会社FOLIOからのメッセージ

 匠ラップでは、「匠」の判断により投資配分を調整することに加えて、投資対象ファンドとして、インデックスファンドではない「匠」の戦略が凝縮されたアクティブファンドを活用することで、市場平均を上回るリターンの獲得を目指しています。5月の米国株式市場は中東和平締結への期待とAI向けメモリー需要の拡大観測などを好感して堅調に推移しました。 ここで、アクティブファンドの活用事例として、「世界株(グロース)」に注目し、その参考指数である「MSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」とパフォーマンスをチャート上で比較してみました。結果として、「世界株(グロース)」は月間で+8.66%と上昇し、参考指数の+4.76%を3.90pt上回っていたことが分かります。(※7)「世界株(グロース)」では、”グローバルな視点から中長期の目線でみた魅力的な成長テーマを複数選定し、関連する銘柄群を中心に利益成長に着目した銘柄選択”を基本としています。5月は、AI関連企業の業績見通し引き上げなどを手掛かりにテック株が相場を先導しましたが、「世界株(グロース)」に組み入れられている、「新たな価値の創造性」「利益の成長トレンド」といった観点で投資魅力の高い銘柄が物色されやすい投資環境であったと考えられます。こうした局面では、利益成長の確度が高い銘柄を厳選するアクティブ運用の特性が発揮されやすく、当該ファンドが参考指数を上回る成果につながったと推察されます。今後も「匠」ならではの運用によって、投資機会を逃さないと同時に、投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得を目指します。
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※7 グラフ等について

・将来の傾向や投資収益等を示唆又は保証するものではありません。

・「世界株(グロース)」は野村アセットマネジメント社から提供された「ラップ専用・世界株式アクティブ(グローバル・マルチテーマ)」の分配金再投資基準価額データ(信託報酬等の費用考慮後)を用い、またBloombergが提供する「MSCIワールド・インデックス(配当込み)」を円換算したデータを参考指数として用いて、2026年4月30日を基準としてFOLIOにて計算し作成したものです。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

・「ラップ専用・世界株式アクティブ(グローバル・マルチテーマ)」の基準価額に市場価格が反映されるタイミングを考慮し、「MSCIワールド・インデックス(配当込み)」の計算期間開始日および終了日を前倒して表示しています。

・表示期間における「世界株(グロース)」と「MSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」の騰落率である+8.66%と+4.76%との比較が+3.90ptです。小数第3位以下を切り捨てて計算している箇所があるため、小数第2位の数値が必ずしも一致するとは限りません。

・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。

2026年5月のマーケットを振り返る

ここで2026年5月のマーケットを振り返ります。

【米国市場概況】

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米国株式市場の指標であるS&P500は、主要ハイテク企業の好決算や好調な雇用指標、米・イラン和平交渉への楽観論等を背景に上昇基調で始まりました。中旬には、中東情勢の正常化に向けた具体策が出ないことが嫌気されて原油価格が再上昇し、エネルギーコスト高によるインフレ懸念とそれに伴う米長期金利の上昇等が重荷となり、一時的に調整する場面もありました。下旬には、米・イラン停戦延長の合意に加えて、AI関連需要の拡大を受けてテック系企業が市場予想を上回る決算や今期見通しの上昇修正を相次いで発表したこと等が好感され、最終的に前月比+5.14%となりました。

【先進国市場概況】

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日本株式市場の指標であるTOPIXは上旬、米・イラン和平交渉への期待から原油価格が低下し、半導体・AI関連株を中心に急反発しました。中旬は、好調な決算発表が相次いだ一方、日銀利上げ観測等を背景に国内金利が上昇し、相場の重荷となりました。下旬には再び中東情勢の緩和期待等から上昇に転じ、月間を通して何度も最高値を更新し、最終的に前月比+6.16%となりました。欧州株式市場の指標であるストックス欧州600指数は、中旬にかけて主要企業の好決算への好感と原油高によるエネルギーコスト懸念が交錯し、方向感のない動きとなりました。下旬に入ると、世界的なAI・半導体関連株高等を受けて上昇しましたが、最終的に前月比+2.40%と上昇幅は限定的となりました。

【新興国市場概況】

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中国株式市場の指標である上海総合指数は、月前半は中東情勢の緩和期待が高まるなかで、好調な経済指標の発表や世界的な半導体株高を背景に底堅く推移しました。月後半は米中首脳会談への失望や欧州による対中輸出規制強化懸念の再燃など貿易摩擦への警戒感から、利益確定や持ち高調整の売り圧力が高まり、最終的に前月比-1.06%となりました。インド株式市場の指標であるインドSENSEXは、原油高によるコスト上昇圧力を背景に、月を通じて上値の重い展開となりました。世界的なテック株への物色を背景に底堅さをみせる場面はあったものの、政府による燃料節約要請や燃料価格引き上げなどが嫌気され、外国人投資家を中心にインド市場から資金を退避させる動きが継続し、最終的に前月比-2.77%となりました。

【為替・その他】

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ドル/円相場は上旬、大型連休中に断続的に日本政府・日銀による介入とみられる動きが確認され、追加介入への警戒感から一時156円台まで円高が進みました。その後は原油高を背景とした米利上げ観測や日本の貿易収支悪化の懸念などから、月末にかけて159円台と1カ月ぶりの円安・ドル高水準となるなど、最終的に前月比+1.71%の円安・ドル高となりました。米国10年債利回りは、原油価格が一時100ドルを超え、米消費者物価指数が市場予想を上回るなどインフレ懸念と利上げ観測が高まり、5月19日に一時4.68%と約1年4カ月ぶりの高水準をつけました。その後、米国・イランの停戦延長に向けた暫定合意報道を背景に原油価格が下落し、過度なインフレ懸念が和らいだことで低下し、最終的に4.4%台で月末を迎えました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

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■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、匠ラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 資産運用業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

■株式会社FOLIO

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 資産運用業協会