レポート・コラム

<SBIラップ 匠の運用コース 2025年1月の実績>

<SBIラップ 匠の運用コース 2025年1月の実績>

2025年1月の実績、投資配分、寄与度

「SBIラップ 匠の運用コース(愛称:匠ラップ)」(以下、「匠ラップ」といいます)は、野村アセットマネジメント独自の投資戦略と、同社が厳選したアクティブファンドを活用することで、リスクを抑えながら効率的にリターンを追求することを目指す「おまかせ運用」サービスです。2023年7月15日より提供を開始し、2023年7月19日に運用を開始しています(※1)。2025年1月の世界の株式市場を振り返ると、景気不安が根強い中国では前月末比で下落し、半導体関連株が乱高下した日本でも中旬までの下落幅を回復するに留まりましたが、20日のトランプ米大統領の就任を大きな混乱なく乗り越えた米国や欧州では前月末比で上昇しました。為替は、米国で物価上昇率が落ち着き長期金利の上昇が一服したことや、日銀が利上げを決定したこと等から、日米金利差が縮まり、前月末比で円高・ドル安となりました。以下は、そのような環境下における2025年1月の約1ヵ月間の匠ラップのパフォーマンスと各投資対象ファンドの騰落率(円建て)、および匠ラップの投資配分です。(※1,5,7)
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2025年1月のパフォーマンスの振り返り

2025年1月の匠ラップは、以下のような投資環境を想定し、株式、REIT、米国ハイ・イールド債券という比較的リスクが高い資産への投資比率を67.5%として、匠ラップの運用戦略において参考とする株式60%、債券40%と比べてやや高めのリスク水準で運用を行いました。
  • トランプ氏の米大統領就任式後に強硬的な関税政策が表明される可能性があり、世界経済に対する影響度合いに対しては今後精査が必要であるものの、欧米で予防的な利下げの実施が進められる中で、景気後退は回避されており、今後も景気は後退よりも拡大する可能性が高いと想定(*)
    • (*)緩和的な金融環境に加えて、トランプ新政権下で実施される各種政策は総合的には景気を下支えするとの評価
  • 日本を除く多くの先進国(**)が金融緩和サイクルに突入した現状において、緩和でも引き締めでもない政策金利の水準である「中立金利」と現在の政策金利との差を考慮しても、今後の追加的な利下げ余地は残ると考えられ、金融緩和の環境下で、株価や債券価格が上昇しやすいと想定
    • (**)インフレ率の減速は続いており、米国ではトランプ新政権において財政拡張政策や強行的な通商政策が採られた場合においても、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを再開するような環境変化に至る可能性は低いと判断
 月間では、日銀の金融政策決定会合後に「J-REIT」が比較的大きく上昇しましたが、「J-REIT」以外の投資対象ファンドは、円高・ドル安の影響も受けて下落した「外国債券(総合型)」を含めて、変動は相対的に小幅にとどまりました。匠ラップにおいては、「外国債券(総合型)」などの下落した投資対象ファンドの保有が相対的に少なかったためマイナスの影響を抑えることができ、比較的多く保有していた「世界株(バリュー)」や「世界株(グロース)」などがプラスに寄与して、1月のパフォーマンスは+0.26%となりました。(※1,6)以下のグラフは、匠ラップのリターンに対する各資産の寄与度(どの資産がどのくらい匠ラップの騰落に影響を与えているか)です。(※7)
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リリース来の実績

以下の折れ線グラフは「匠ラップ(※1)(赤色線)」「合成指数(※2)(青色線)」の比較グラフで、開始点は2023年7月19日です。運用開始日の2023年7月19日から2025年1月31日の期間で、匠ラップの運用実績は+17.89%(※1,3)となり、参考とする合成指数(※2,3)との比較では-6.01%(※4)となりました。
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 また以下は、直近1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年および匠ラップのリリース来のパフォーマンスです。(※6)
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*合成指数の値は運用にかかる費用等を考慮していません。

・運用実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・匠ラップは、オールウェザー戦略の考えを取り入れ、株式60%、債券40%の資産配分を参考としながら、事前想定リスク年率10%程度でリターンの最大化を目指し、資産配分を決定します。本グラフでは、匠ラップの運用戦略に基づく資産配分の決定がどれだけパフォーマンスに寄与しているかを示すために、前述の資産配分の参考値に基づきFOLIOが作成した合成指数(※2)を用いて、パフォーマンスの比較を行っています。

※1 匠ラップの運用実績について

2023年7月19日(サービスリリースした7月15日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの最初の買付約定日)から表示日まで、または表示している期間において、匠ラップに投資していた場合の運用実績です。 投資対象ファンドの基準価額(信託報酬やその他の費用が考慮されており、分配金は当該ファンドに再投資したものと仮定しています。)をもとに、「(計算期間終了日基準価額/計算期間開始日基準価額)-1」で計算したものを%表示しています。リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、運用手数料を年率0.77%(税込)徴収したと仮定して計算を行っています。(※3)

※2 合成指数の推移について

「合成指数」のシミュレーションにあたっては、匠ラップが参考とする資産配分である株式60%、債券40%の割合でMSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)とFTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジあり・円換算ベース)を合成して計算しています。投資対象ファンドの基準価額に市場価格が反映されるタイミングを考慮し、合成指数の計算期間開始日および終了日を前倒して表示しています。(※3)

※3 運用実績および合成指数のシミュレーションについて

本文およびグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。

※4 表示期間における、匠ラップの運用実績と合成指数のシミュレーションの比較です。小数第3位以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を用いて計算すると数値が一致せず誤差が生じる場合があります。

※5 表示の投資配分はリバランス実施時に目標とする比率であり、実際の運用では市場変動等の影響により表示の比率と乖離が発生することがあります。

※6 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヵ月前およびN年前の資産の評価額と2025年1月31日における評価額に基づいて計算しています。匠ラップリリース来のパフォーマンスは、2023年7月19日の資産評価額と2025年1月31日における評価額をもとに計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

※7 騰落率グラフは2024年12月30日の基準価額を基準として、2025年1月31日における各投資対象ファンドおよび、匠ラップのリターンを示したものです。各投資対象ファンドの騰落率の計算は、「(2025年1月31日時点の基準価額/2024年12月30日時点の基準価額)-1」で行い、%表示をしています。寄与度グラフは騰落率グラフのデータを用いて、匠ラップの投資配分(指定期間の途中で行われたリバランスも考慮)に従って、匠ラップのリターンに対する各投資対象ファンドの寄与度を示したものです。投資対象ファンド毎に約定に要する日数が異なる点や計算期間中に実施されるリバランスの影響により、騰落率グラフが示す各投資対象ファンドのリターンがプラスであっても、寄与度グラフにおいてはマイナスとなる場合があります(逆の場合もあります)。匠ラップのリターンの算出方法については、※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

運用会社FOLIOからのメッセージ

SBIラップ運用報告セミナーを実施しました

2025年2月4日に運用報告セミナーを実施し、野村アセットマネジメント株式会社 運用部(グローバルアクティブグループ)シニア・インベストメント・オフィサー、債券戦略委員会委員長の前田氏にも登壇いただき、2024年の運用および2025年の見通しについてご報告させていただきました。2024年は年始から7月まで、金融市場は好調に推移していました。しかし、7月末から8月初にかけて、米国半導体企業の低調な決算、米国の予想を下回る物価指標による米金利の先高観の低下、日銀によるサプライズ利上げ等、複合的な要因により急激な円高・ドル安を伴って多くの金融資産が急落しました。夏の下落相場における匠ラップはドル/円為替の影響をヘッジしている「外国債券(国債型)」を比較的多く保有していたことや、参考指標である世界株式指数と比較して相対的に下落を抑えられた「世界株(グロース)」を最も多く保有していたことからも、下落幅を抑制することができました。一方で、夏以降に円安・ドル高が進行した局面では円建ての資産や為替をヘッジした資産も含む匠ラップは円安のメリットを受けられない場面もありました。最終的に、年間で見ると匠ラップの運用実績は+12.94%(※1,3)となり、参考とする合成指数(※2,3)との比較では-4.97%(※4)となりました。
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 また以下のコラムでは、匠ラップの投資判断に関する助言を行う野村アセットマネジメントによる2024年の振り返りと2025年の展望をご紹介していますので、併せてご確認ください。
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 SBIラップは多くのお客さまにご利用いただき、2022年3月のサービス提供開始から2年9ヵ月あまりで残高1,300億円*を突破しました。そして、2022年3月開始の「AI投資コース」、2023年7月開始の「匠の運用コース」に続き、この度「レバレッジ運用(レバナビコース/レバチョイスコース)」が新たに加わりました。引き続き、特徴のある多様なコースをお届けするSBIラップを何卒よろしくお願いいたします。

* 「SBIラップ(AI投資コース、匠の運用コース)」と「SBIラップ×(SBI新生銀行、投資信託相談プラザ)」の合計。(2024年12月末時点)

2025年1月のマーケットを振り返る

ここで2025年1月のマーケットを振り返ります。

【米国市場概況】

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米国株式市場の指標であるS&P500は、月初の良好な経済指標の発表を受けて、景気への期待感が高まったと同時に利下げペースの鈍化懸念も強まり、上旬は一進一退の推移となりました。 中旬には、物価関連指標が事前予想をやや下回る水準に留まり、利下げペースの鈍化懸念が後退し米長期金利の上昇が一服したことから、S&P500は上昇しました。 20日にトランプ氏が大統領に就任しましたが、初日には関税引き上げを進めず、また翌日に超大型AI投資計画を発表したことが追い風となり、最高値を更新する場面もありました。しかし、低コストで高性能なAIを開発する中国企業の台頭により競争激化が意識され、AI関連銘柄を中心に下落したことで上昇が一部打ち消され、最終的に前月比+2.70%となりました。

【先進国市場概況】

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日本株式市場の指標であるTOPIXは上旬から中旬にかけて、米国による対中半導体規制の強化報道等を受けて、半導体関連銘柄を中心に大幅に下落しました。下旬に、トランプ米大統領が超大型AI投資計画を公表すると、その関連銘柄とハイテク株が相場を牽引して前月末と同水準まで戻し、最終的には前月比+0.13%となりました。欧州株式市場の指標であるストックス欧州600指数は上旬、材料に乏しく小幅な推移となりました。中旬以降は、トランプ米大統領の関税強化が懸念されていたほど急速に実施されない見込みとなったことやECB(欧州中央銀行)の利下げ実施と利下げペース加速への期待から株価は上昇し、最終的には前月比+6.28%となりました。

【新興国市場概況】

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中国株式市場の指標である上海総合指数は上旬に、国内の景気不安や米中対立への懸念に加え、金利低下や元安等から下落しました。中旬以降はGDP成長率が予想を上回ったことやトランプ米大統領が就任初日に追加関税策を進めなかったこと等の好材料があったものの、景気や関税への懸念は払拭されず、最終的には前月比-3.01%となりました。インド株式市場の指標であるインドSENSEXは上旬から中旬にかけて、弱い景気指標の発表、経済成長率の鈍化見込みや外国人投資家の売り越し等を受けて下落しました。下旬にはインド準備銀行が公開市場操作を通じて市場の流動性を高める施策を発表したことや利下げ期待の高まり等から反転する場面もありましたが、最終的に前月比-0.81%となりました。

【為替・その他】

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ドル/円為替相場は上旬に、前月に続き小幅な円安・ドル高が進みましたが、中旬に米国で予想を下回る物価指標が発表されると米金利上昇が一服し円高・ドル安に転じました。また米関税強化策の先送りでインフレ懸念が和らいだことや日銀の利上げ等で日米金利差が縮小すると、更に円高・ドル安が進み、最終的に前月比で1.27%の円高・ドル安となりました。米国10年債利回りは、好調を維持する景気やトランプ米大統領の政策へのインフレ懸念等で上昇しましたが、物価関連指標の落ち着きにより利下げペースが鈍化するとの見方が後退し低下しました。その後、市場の想定通りの政策金利据え置きは大きな変動を招かず、最終的に4.53%台で1月を終えました。金はトランプ米大統領の政策の不透明感等から資金が集まり上昇しました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

最新の投資配分の確認方法最新の投資配分が気になる方は、匠ラップ契約後のサマリー画面にてご確認いただくことができます。口座開設・ログインはこちらスマートフォンでの利用方法SBI証券スマートフォン専用サイトや各種アプリを経由して、スマートフォンでも匠ラップを便利にご利用いただけます。詳しくはコラムでご紹介しています。

■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、匠ラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

■株式会社FOLIO

金融商品取引業者(第一種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業) 関東財務局長(金商)第2983号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会