イスラエルとイランが停戦合意!?今後の注意点は?
投資情報部 鈴木 英之
2025/06/24
イスラエルとイランが停戦合意に達したことは、約12日間続いた紛争の後に実現しました。トランプ米大統領が発表したこの停戦合意は、カタールの仲介によって実現したもので、停戦は段階的に進行します。まずイランが停戦を開始し、その12時間後にイスラエルが停戦を開始する予定です。停戦が完全に実施されるまでには約24時間かかる見込みです。
この停戦合意は重要な一歩とみられます。ただ戦争が完全に終わるかどうかはまだ不透明な部分もあります。イスラエルとイランの間には深い対立があり、停戦が長期的な平和に繋がるかどうかは今後の展開次第です。投資家としては、停戦が市場に与える影響に注意する必要があります。停戦発表後、原油価格や金価格が一時的に変動する可能性があり、地政学的リスクが依然として高い状態が続くことも予想されます。
中東地域の安定性がエネルギー市場に大きな影響を与えるため、原油価格の動向に注目することが重要です。短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが推奨されます。また、停戦を機に、改めてリスクを分散するために、複数の資産クラスや地域に投資する必要性を再確認することが重要です。これにより、一つの市場や地域のリスクに対する耐性が高まると期待されます。
日経平均株価は38,500円前後の節目を突破するケースが増えており、今後は39,000円を超えて推移できるか否かがポイントです。この停戦合意が長期的な平和に繋がることを願いつつ、冷静に市場の動向を見守ることが求められます。
- ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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