日経平均株価が前日比3,000円を超える下落

投資情報部 髙田 航輝

2026/06/26

日経平均株価が前日比3,000円を超える下落

6月26日(金)の日経平均株価は大幅に下落しました。

終値は前日比3,005円46銭安の69,360円88銭となり、節目の7万円を下回って取引を終えました。

後場には一時、68,639円84銭まで下げる場面もありました。

日経平均株価は22日(月)には取引時間中に過去最高値を更新し、乱高下しながらも、前日の25日(木)に前日比3,000円を超えて上昇していたことから、利益確定や高値警戒感による売りが出やすい状況だったのではないかと思われます。

本日の株価下落の要因として考えられるポイントを整理していきます。

■米アップル社の製品値上げ

アップル(AAPL)がメモリー価格の上昇を背景にMacBookやiPadの値上げに動いたことが要因として挙げられます。メモリー価格の高騰が米ハイパースケーラーの設備投資を鈍らせるのではないかとの懸念から、国内でもキオクシアホールディングス(285A)やアドバンテスト(6857)などのメモリー・半導体関連銘柄が大きく値を下げています。

■韓国株式市場の下落

韓国株式市場ではKOSPI(韓国総合株価指数)が急落し、サーキットブレーカーが発動したと伝わっています。サーキットブレーカーとは株式市場において株価がある一定以上低下した場合、強制的に取引を停止させる措置のことです。AI・半導体関連銘柄とみなされることが多いサムスン電子やSKハイニックスを中心に株価が大幅に下落しており、日本国内においても、投資家心理を冷やしていると考えられます。

■米オープンAIの上場観測が後退

ChatGPTを展開するオープンAIが年内に計画していた新規株式公開を2027年まで先送りすることを検討していると米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)電子版にて報じられました。同社に出資するソフトバンクグループ(9984)は26日(金)の取引で株価が大幅に下落しています。将来的な投資回収期待がいったん後退したという見方から売りの対象となったと思われます。ソフトバンクグループの株価下落は日経平均株価の押し下げ要因になっています。

◎今後の展開

来週6月29日(月)は自律反発の買いに期待し、日経平均株価が節目の7万円を超えて取引を終えられるかがポイントになると思います。また、26日(金)の取引ではトヨタ自動車などの自動車関連の一角が上昇しています。自動車関連銘柄は2026年初来で軒並み株価がTOPIXをアンダーパフォームしているため、半導体関連銘柄と比較して相対的に割安とみなされ、資金が循環している可能性が考えられます。今後の相場では、物色対象がAI・半導体関連から他セクターへ広がる、あるいは移行する可能性にも注目が集まります。

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