SBI証券

会ってみた!
10社ファンドマネージャーに
独占インタビュー!INTERVIEW

100年以上続くファンドを作りたい、
国内中小型株のスペシャリストたち

エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社 運用調査チーム
SBI小型成長株ファンド ジェイクール (愛称:jcool)
SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)

本インタビューは、エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社の運用調査チームメンバー一同にご回答いただきました。

Q. ご出身は?

東京都八王子市です。(チーフインベストメントマネジャー 内藤 誠一氏)

Q. こどもの頃の夢はなんでしたか?

非常に答えにくい質問ですね。いま思い起こすと、何かを成し遂げたいとか、どこかへ行きたいとか、特に強い願望はなかったように思います。「何になりたいか」と聞かれれば、「パイロット」「野球選手」「会社員」など、時々で色々なことを答えていたので、良い意味でいえば幅広く考えていたようです。

ただ、何かに取り組む時には、自分の可能性が広がるような選択をするようにしていたので、簡単に言えば「ビッグになりたい」と思っていたのかもしれません。(チーフインベストメントマネジャー 内藤 誠一氏)

Q. 座右の銘を教えてください

「日々前進」。

昨日の自分よりも今日の自分の方が、人間的にも、能力的にも常に上回っていたいと考えています。人生にゴールはなく(物理的にはもちろんありますが)、日々進化するために精進しています。運用はチームで行いますが、個々人がパワーアップすることがその大前提にあるはずです。(チーフインベストメントマネジャー 内藤 誠一氏)

Q.1週間休みがあったら何をしますか?

色々な知らない場所に行って刺激を受けるのが好きなので旅に出ます。

今関心ある場所は、ケニア、モロッコ、タヒチといったところでしょうか。日常から解放してリフレッシュするとともに、その国の発展の歴史、経済の成り立ち方、将来どうなるのだろうか、などと思いを馳せるのも楽しみです。(チーフインベストメントマネジャー 内藤 誠一氏)

Q. ファンドの紹介、運用方針を教えてください

経営者に対する徹底的な調査活動を通じて、主に3つのタイプの投資信託の投資助言を行っています。新規公開の時からチーム全員で定期的に経営者の方々にお会いし続けており、その成果を成長局面に応じて各ファンドで厳選しています。そのため、組入企業は全く重複しません。

「SBI小型成長株ファンド:ジェイクール」

新規公開を機に成長を加速する革新的な高成長企業を約50社厳選しています。

「SBI中小型成長株ファンド:ジェイネクスト」

困難や課題を乗り越えて新たな成長局面に入る革新的な高成長企業を約50社厳選しています。

「SBI中小型割安成長株ファンド:ジェイリバイブ」

堅実な成長が見込まれ財務体質も万全ながら、何らかの理由で株価が大幅に過小評価された企業を約50社厳選しています。

Q. (これまで手がけてきたファンドを含め)ファンドに対する想いを一言で表すなら?

日本の経済社会活性化の源は、常に新たな成長企業が生まれて新陳代謝を促進していくことにあります。一方で、株価は中長期的には業績(=成長性)に連動するため、成長企業を厳選し続けることによって、短期的な波を乗り越えて、企業の成長に見合ったリターンをお届けすることができると考えています。この運用こそ、株式投資の王道で、投資家にとって中長期的にリターンをもたらすとともに、株式市場本来の役割を果たすことにつながると信じています。

Q. 他のファンドマネージャー(または運用会社)に「ここは負けない!」というアピールポイントを教えてください。

経営の舵を取る経営者の方々に定期的にお会いし続ける。評価が定まらない新興成長企業ゆえにチーム全員で面談し、投資判断も合議制で行う。決してウルトラCではありませんが、長年の蓄積は大きな財産であり強みとなっています。

Q. 一目置いている経営者の方はいらっしゃいますか?

私たちが調査・投資助言対象としている新興成長企業の多くは、従来の業種の概念に捉われないような新しい製商品やサービスを生み出しています。こうした企業を経営している経営者の方々は一様に斬新なアイデアやバイタリティをお持ちで、すべての経営者から学ぶ点が数多くあります。また、最近では極めて若い経営者の方が増えてきておりとても刺激になります。さらに、若い二代目社長にも注目できる方が多く見られます。二代目社長というと従来はあまりいい響きではありませんでしたが、最近では代替わりすることによって思い切った戦略や構造改革に踏み切って企業を活性化したり、新たな成長企業に変貌させたりと、成長の起爆剤になるような経営者の方も多く見られます。

Q. 今後チャレンジしてみたいことはありますか?

期待外れの回答かもしれませんが、調査の質と量を落とさないように、徹底した調査活動に邁進し続けることです。

この世界に特殊な力や手法はありません。したがって、引き続き私たちが最も得意な中小型成長株の調査に注力するという基本姿勢をぶらさず、愚直にやり続けることこそが、将来のパワーに結びつくと考えています。「決してぶれない、変わらない」ことも大きなチャレンジと考えています。当社の関わるファンドは、「100年(又はそれ以上)続くファンド」でありたいと思っています。そのためには、若いファンドマネージャーが徐々に加わり、全体的な質を高めながら、我々自身も新陳代謝を高めていくことが重要と考えており、現時点ではうまく機能しています。

Q. 最後に一言お願いします。

私たちは中長期で組入企業の成長に見合ったリターンをお届けすることを目指しています。株式市場は時として様々な要因から企業業績を反映しない局面が発生します。しかし、こうした時こそ結果的には革新的な成長企業をより割安な株価で組入れるチャンスとなってきました。

私たちはこれからも徹底した調査分析を継続してまいりますので、厳しい時こそチャンスだと捉えて見守って頂ければ幸いです。

インタビューを終えて

一般の投資家にとって投資助言業というのは華やかなイメージがあるかもしれませんが、堅実に進めなければならない仕事です。企業を徹底的に調査するには近道がありません。時には1つの企業を調査するのに膨大な時間がかかる場合もあるでしょうが、長年に渡って一貫した姿勢を崩さないことは助言するファンドのパフォーマンスにつながると思います。

投資助言をされている3本のファンドは、「起業家精神がある企業」だけに投資する共通点があります。私見ですが、内藤氏をはじめ、調査チームの方々はそのような起業家精神に溢れる方ばかりです。中小型株投資は、期待できるリターンは大きいものの、その分リスクも大きくなります。ファンドが成長できるように常に斬新な視点で企業を調査するからこそ、アウトパフォームを追求することが可能なのだと思いました。

SBI証券 李