初めての相続手続き よくある質問と対策 (株式会社SBI証券 2024.12.16)

よくある質問に答えます!
相続手続きは非常に複雑で、多くの方が不安や疑問を抱えています。
特に、初めて相続手続きを行う方にとっては、時間が限られている中で何から始めればよいのか、必要な書類は何か、どのような手続きを踏むべきなのかが分からず、戸惑うことが多いでしょう。
そこで、SBI証券の相続サポートデスクに寄せられるよくある質問とその対策についてご紹介します。
Q 相続について基本的な知識、知っておくべきことを教えてください。
A ・相続について知っておきたい知識や情報をご紹介します。
・“争族”とならないために、相続財産の分割方法についてご紹介します。
・自分はいくらの相続税がかかるのか、相続税の計算方法についてご紹介します。
Q 口座名義人が亡くなりました。どうすればいいですか?
A 相続手続きが必要です。
手続きは金融機関や相続の状況によって異なる場合がありますので、詳細は取引金融機関にお問い合わせください。
Q 遺言書がない場合、法定相続人である複数人で分割して相続をする場合の手続き方法はどうするのでしょうか?
A 複数人で分割して相続をする場合は、法定相続人様全員のご署名・ご捺印のある「遺産分割協議書」を作成のうえご提出いただき、その内容にしたがい各相続人様の当社証券口座へ資産を移管いたします。
Q 相続する株式等の評価額を教えてください。
A 上場株式の相続についてのコラムをご紹介します。
徹底解説!上場株式の相続で気をつけるべきポイント (株式会社400F 2024.11.28)|SBI証券の相続そうだんターミナル
Q 被相続人名義で配当金の支払通知書が届きますが、どうしたらよいですか?
A 配当金支払通知書に記載されている信託銀行等へのご連絡が必要です。配当金の相続手続き、配当金のお受取りが可能になります。
Q 債券・公社債投信等を被相続人の一般口座で保有していますが、相続人の特定口座へ移行できますか?
A SBI証券では一般口座から特定口座への移行はできません。
Q 被相続人の外国株式を相続人の証券口座へ移管できますか?
A 相続人の当社口座へ移管できます。外国株式取引口座が必要になりますので、当社に口座をお持ちでない相続人の方は開設をお願いいたします。
Q 相続税の税務申告等に必要な死亡日等の「残高証明書」、または「顧客勘定元帳」の発行手続きについて、教えてください。
A 取引金融機関に直接お問い合わせください。SBI証券では、相続サポートデスクまでご連絡のうえ、「開示請求書」をご依頼ください。
Q 相続人全員が確認できる戸籍謄本とは具体的には何が必要ですか?
A 「全部事項証明書」(縦長A4版)には、改製前に除籍された方、改製前になされた「認知」「養子縁組」「離婚」「養子離縁」等に関する事項は記載されておりません。
すべての相続人を確認するためには、『全部事項証明』より前の『改製原戸籍』等、被相続人が子として表記された出生時以降のすべての戸籍謄本が必要です。
Q 戸籍謄本とは何でしょうか?また、改製原戸籍との違いを教えてください。
A 戸籍とは、親子関係や親族関係などを公的に証明する書類です。
・戸籍謄本
「謄本=原本の内容全部を写した文書」で、戸籍書類の総称です。また、電子化された現状最新の戸籍謄本は、「全部事項証明書」(縦長A4版)と呼ばれます。ただし、改製前に除籍された方、 改製前になされた「認知」「養子縁組」「離婚」などに関する事項 は記載されておりません。
・改製原戸籍
戸籍法の改正にともない戸籍様式が書き換え(=改製)られた際、書き換えられる前の戸籍謄本をいいます。こちらには、改製前に除籍された方、改製前になされた「認知」「養子縁組」「離婚」「養子離縁」などに関する事項が含まれております。
Q 相続書類に添付する戸籍謄本等の代わりに法定相続情報証明は使えますか?
A 戸籍謄本等の代わりとして、法務局が発行した法定相続情報証明(原本)をご提出いただくことも可能です。
相続手続きは複雑で多くの疑問が生じるものですが、この記事が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。相続に関する不安や疑問があれば、提携専門会社へご相談されてはいかがでしょうか。きっと皆さんのお役に立つはずです。
相続そうだんターミナル事務局
