日経平均株価のBPSは22,449円(12/21)であり、今後企業業績の拡大により徐々に上積みが見込めそうです。新型コロナウイルスに対してはワクチンが複数有効になりつつあるうえ、歴史的な金融緩和状態により、2021年には、今年のようにPBR1倍を深く割り込む可能性は小さいと予想されます。2021年の最低PBRが2019年並みの1.04倍と仮定するならば安値は23,346円近辺が想定されることになります。
高値時点でのPBRは、アベノミクス相場開始(2012/11)以降の1.47倍が最高なので、この数字を使うことも可能ですが、現状では楽観的過ぎるかもしれません。ただ、日経平均株価が3万円の時のPBRは1.34倍と計算されるため、日経平均株価が3万円という高値のシナリオを想定することは十分可能だと思います。