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第7回 知っておいて損はない?!iDeCoの賢い受け取り方の“いろは”

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SBI証券 iDeCoチーム

多くの現役世代にとって、老後に向けての資産形成は重要な課題です。自分で努力して(自助努力!)お金を貯めていかなければならないのですから、iDeCoというお得な制度を利用しない手はありません。
一方で、iDeCoを活用して長年運用してきたお金を、退職を控えていざ受け取るとなると、受け取り方を迷われる方も多いようですので、今回のコラムではiDeCoの受け取り時の税金について解説していきます!

iDeCoでは、積み立てるときには全額所得控除ですし、運用中の利益も全て非課税ですが、60歳を過ぎて積み立ててきたお金を受け取るときには税金がかかります。その負担を軽くするのが「受け取るときの控除」で、「退職所得控除」か「公的年金等控除」が適用されます。一定の非課税枠が適用されて、税金の負担が軽くなる仕組みです。

一括で受け取るなら「退職所得控除」、年金のように分割で受け取るなら「公的年金等控除」が受けられます。60歳以降の働き方や公的年金の金額、会社の退職金などiDeCo以外の収入等を確認して、自分に合ったiDeCoの受け取り方を検討しましょう。 下記の図は「一時金」として一括で受け取った場合の退職所得控除の計算式です。

  • ※勤続1年未満は切り上げ 勤続=積立期間。税制改正により変更となる可能性があります。

例えば積立期間30年の場合、「20年超」の場合の計算式に当てはめると1,500万円までは税金がかからずに受け取れます!
ただし、人によってはお勤め先の退職金と同時にiDeCoも一括で受け取ると、「退職所得控除」の枠を超えてしまったり、年金が多い方がiDeCoを分割で受け取ると、「公的年金等控除」の枠を超えてしまったりして、結果として受取金額に影響を及ぼすことがあります。
一括か分割か、どちらが有利に受け取れるかは、現役時代の収入や60歳以降の所得によって違ってきます。誰にとってもこの方法が一番!という正解はありません。有利な受け取り方を検討することももちろん大切ですが、60歳以降のご自身のライフプランに合わせて考えてみるのもよいかと思います。60歳以降も働く予定であれば、すぐにまとまったお金はいらないかもしれませんし、そうすると公的年金を何歳から受け取り始めるかも併せて考える必要があります。年金改正法によって2022年4月から、公的年金の受け取り開始時期の選択肢が、これまでの60歳~70歳までから60歳~75歳までに広がります。75歳まで公的年金の受け取り時期の繰り下げ(年金を遅くもらい始めること)ができるようになるわけです。iDeCoもこれに合わせて、受け取り時期が60歳~75歳までに広がります。
なお、iDeCoは、一括で受け取る方法と、分割で受け取る方法を併用することもできます。また、一括と分割の割合もいくつかのパターンから選択できますので、お勤め先の退職金とiDeCoの受け取り時期を少しずらす、あるいは公的年金を受け取り始める前に、iDeCoを分割で受け取り始めるなどの工夫をしてもよいかもしれません。自分に合った方法を知って、豊かなセカンドライフのためにiDeCoを賢く活用していきましょう。

ちなみに、退職所得控除は「退職金」を受け取る時に適用される税制上の優遇措置です。
専業主婦(夫)にはお給料も退職金もありませんが、iDeCoでお金を積み立てて60歳以降に一括で受け取れば、専業主婦(夫)の方も税務上は退職金という扱いで、退職所得控除が適用されます。自分名義のiDeCoはご自身の大事な資産です。専業主婦(夫)の方にも実はとても頼もしい制度といえます。

 
iDeCoで将来に備えておけば、老後の暮らしに夢が膨らむのではないでしょうか。
未来のやりたいことに胸を膨らませながら、まずはiDeCoで一歩を踏み出してみましょう。
いままでも、これからも、みなさまの将来のための資産形成をSBI証券は応援しています!

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