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提供:ウエルスアドバイザーiDeCo講座一覧
iDeCo講座その4
確定拠出年金の運用テクニック~リバランス
加入当初に決めた運用方針を守るために、徐々にバランスが崩れてしまった資産を元のバランスに修正し、一貫性を保つことが必要です。これを「リバランス」といいます。
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事例で見るリバランスの考え方下の図をご覧ください。例えば、当初利回り3.5%を目標とし、円グラフのようなポートフォリオを想定したとします。しかし、相場は日々変化していくので、予想以上に上昇することもあれば、その逆もありえます。この例では、100万円の資産が、1年後に122万円に増えました。なかでも株式型の貢献が大きくなっています。
人の心理からすると、このような運用状況になった場合、成績の良い株式型の商品に、より多くの資産を移したくなるものです。しかし、投資の基本からいえば、その逆のことをしなければなりません。つまり、当初のバランスに戻すのです。これがリバランスの考え方です。
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リバランスの効果例えば、正反対の値動きをする2つの商品に50万円ずつ、計100万円投資する場合で見てみましょう。リバランスをしない場合は、トータルの資産は増えたり減ったりを繰り返すだけで増えませんが、定期的にリバランスをすれば、2つの商品の値上がりを、着実にトータル資産の増加に結びつけることができます。これは、リバランスを通じて「値上がりしたものを売り、相対的に安くなったものを買う」ことができるからです。
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リバランスのタイミング「運用テクニック~モニタリング」で「トータル資産のモニタリングは年1~2回行う」と説明しましたが、そのたびにいつもリバランスを行う必要はありません。リバランスは、行っても年に1回程度で十分です。
注意!
リバランスはここに注意!- (1)コストがかかる場合もある
リバランスをするために、ある商品を売却する場合には、信託財産留保額というコストが掛かる商品もあります。利用者サイトや各商品の説明資料で必ずいくらかかるのかを確認してから行うようにしてください。 -
(2)厳密にやりすぎない
実際のリバランスは、厳密にやり過ぎないようにしましょう。金額がピッタリ合わなくても気にせず、できるだけあなたの運用方針(資産のバランス)に近づけるスタンスで続けることが大切です。
参考
リアロケーションについて5年に一度程度の割合で、資産状況やライフプランを見直してアセット・アロケーションを再検討する事をリアロケーションといいます。予定以上の資産が形成できたとか、家族構成や仕事環境が変わったりして、リスク許容度も変わっていることがありますので、運用方針の見直しも考えましょう。特に、50歳以降は慎重に進める必要があります。
リアロケーションのイメージ
まとめ
年に1回は資産のバランスをチェックし、調整を行おう
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